仕事

元正社員が教えるスーパーの食品業種と非食品業種の違い

スーパーの食品と非食品の仕事の違い

少し前に「スーパーの正社員の仕事」についての記事を書きました。

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今回はスーパーの正社員の仕事の中で食品業種と非食品業種との違いを書いていきます。
※非食品:衣料品など食品以外

ぼくは約7年非食品をやってから、食品に異動になりました。

異動理由は会社として食品に力を入れるからと言われましたが、実際どうなんでしょうね…。
あ、ぼくは優秀ではありませんでしたので別の理由な気がします…(笑)

ということでぼくは食品と非食品の両方経験しているので、経験上感じた違いを書いていきます。
※商品が違うというのは当たり前すぎるので割愛します。

グッドポイント

スーパーのお仕事|食品と非食品の違い①販売点数

スーパー正社員の仕事|食品業種と非食品業種の違い

食品と非食品の一番の違いは、一日に売れる販売点数です。
食品が圧倒的に多くなります。

食品は毎日消費するけど、服はしませんよね?

ということで、食品のほうが販売ペースが早いので、仕事のやり方も違ってきます。
具体的には商品補充や売場変更等の単純作業や発注の頻度が違ってきます。

販売計画も非食品は季節ごとに計画を立てますが、食品、特に野菜・果物などの生鮮食品は季節の中でも細かく商品が移り変わるので、より短期間での販売計画が必要になります。

スーパーのお仕事|食品と非食品の違い②作業量

スーパー正社員の仕事|食品業種と非食品業種の違い

販売点数が多い分、補充が多くなります。
調理・加工が必要な商品はそれも加わります。
入荷も食品は毎日。
非食品は週に2~3回など違いがあります。
その分、荷受け・荷ばらしなどの作業が追加されます。

非食品では毎日ガンガン売れていくわけではないので、補充もそこまで多くありません。

社員はお客さんが少ない時間帯に整理整頓やデスクワークを行いますが、食品ではデスクワークの時間をどれだけ確保できるかが、早く帰れるかどうかの勝負です(笑)
非食品は単純作業が少ない分、デスクワークの時間を取りやすくなり、帰りやすくなっています。

スーパーのお仕事|食品と非食品の違い③労働時間

スーパー正社員の仕事|食品業種と非食品業種の違い

作業量が多ければ、労働時間が長くなります。
その分従業員がいればいいのですが、足りない場合が多いですね。

正社員は食品でも非食品でもやってる業務自体はあまり変わらないんですが、品出しなどの単純作業が圧倒的に食品が多く、それが労働時間の差になっています。

パート・アルバイトに単純作業振って、単純作業以外の時間を確保したいのですが、人手不足で社員が出ないといけない…ということが多いのが現状です。

そして食品は簡単に三六協定の範囲を超え、サービス労働に突入していきます(笑)

36協定とは

1.労働基準法は労働時間・休日について、1日8時間、1週40時間(第32条)及び週1回の休日の原則(第35条)を定め、これに対して同法第36条は「労使協定をし、行政官庁に届け出た場合においては、(32条、35条の規定にかかわらず)、その協定に定めるところによって労働時間を延長し、又は休日に労働させることができる。」として、残業や休日労働を行う場合の手続を定めています。

引用元:三六協定の基礎知識-10のポイント(労務安全情報センター)

酷いお店では、過労死ラインも超えてきます…。

厚生労働省は、脳や心臓疾患による過労死の労災認定基準として、発症前1カ月間に約100時間、または発症前2~6カ月間に1カ月あたり約80時間を超える時間外労働(残業)があった場合に、過労死の危険性が高まり、業務と発症との関連性が強いとしている。

引用元:過労死ラインとは – コトバンク

非食品の場合は作業量は比較的少ないのですが、その分、従業員が少なくなっています。
近年は人がいなさ過ぎてヤバいらしいです…。

聞いた話だと、非食品から食品に回すことも増えてきているようです。
そして、退職していっているようです(笑)

工夫で補えればいいんですが、補えないくらい人が足りなかったなぁ…。

スーパーのお仕事|食品と非食品の違い④接客対応

スーパー正社員の仕事|食品業種と非食品業種の違い

接客応対は非食品のほうが頻度が高いです。

非食品のほうが高単価な商品が多いですし、その分お客さんも買い物を失敗しないように、いろいろ聞いてこられる方が多いです。
家電製品なんかは特にそうですね。

ひとりに対する接客時間も長くなります。
ですが、それで必ず売れるわけではありません(´;ω;`)ウッ…

接客応対をしないといけない売場には、その分売場係員が必要です。
ですが、お客さんがひっきりなしに来るわけではありません。
お客さんが少ない時間帯には周りからは暇にしか見えないという残念な状態になります…。

接客してなんぼな売場では、売場にいないといけないのでなおさら…。

いや、仕事はしてるんですけどね!
でも、やったことない人にはわからないので、「暇そうだね」などなど嫌みを言われるという…。

食品は単価が低く、お客さんもよく知っている商品が多いので、接客の機会は少ないです。
配属当初はお客さんのほうが知ってることも多いです(笑)

品出しのたびに売場に出て、後方に引っ込んでを繰り返すので、売場にずっといないのも大きいですね。
聞かれても商品の場所が多いので、あまり時間もかかりません。

ということで食品のほうが接客は楽です。

スーパーのお仕事|食品と非食品の違い⑤クレーム

スーパー正社員の仕事|食品業種と非食品業種の違い

クレームは圧倒的に非食品がやっかいです。
クレームの数は食品の方が多いかと思いますが、非食品のほうが質が強烈で、長期化しやすい傾向があります。

非食品のほうが高単価の商品が多い分、クレームが強烈です。
特に家電製品や家具はやばいです(´;ω;`)ウッ…

お客さんに非がある場合もあるのですが、こちらに少しでも非があったら、(なくてもか…)親殺しかのように責めてくる場合もあります。

お客さんの要望通りの対応ができないときや、業者、部材などの関係でクレームが長期化するケースもあります。
そうなると、職場に行くのが超ストレスです!
いやー、ホントに嫌だったなぁ…。

食品で起こるクレームは交換・返品すれば済むことが多いので、クレームで悩まされたことはほぼありません。
まれに厄介なクレームもありますが、ほぼ長期化しません。

ということで、クレームでのストレスは非食品が圧倒的に少ないです。
まぁそれ以外のストレスが大きいんですが(笑)

まとめ|スーパーのお仕事は食品のほうがキツイ

  1. 販売店数:食品>非食品
  2. 作業量:食品>非食品
  3. 労働時間:食品>非食品
  4. 接客対応:食品<非食品
  5. クレーム:食品<非食品

ざっくりと食品と非食品の仕事の違いを書きました。
文字で内容を書くと、あまり違いはないんですが、やってみるとブラック企業とホワイト企業くらい違いを感じます(笑)
業種が変わった当初は違う会社か!?と思いましたよ(^_^;)

クレーム以外は食品が圧倒的にキツイです。
クレームも高頻度というわけでもないので、結果、食品が圧倒的にキツイです。
(クレームの頻度・質は地域差があります)

食品は肉体労働・単純作業が多くて、時間が足りなくなり、だんだん精神的にも追い詰められていきます…。

ですが、個人的に一番やっかいだったのは家電売場でした。
家電売場がクレームはヤバくて、クレーム以外もいろいろやっかいなので、圧倒的にストレスフル(笑)
食品、非食品でいくつか部門を担当させてもらいましたが、二度とやりたくないのは家電です(-_-;)

ここまで書いたものの、今スーパーに就職・転職しても、ほとんどの方は食品売場への配属になると思います。
非食品のあるスーパーに就職しても非食品を縮小している会社が多いですし、食品スーパーのみの会社もありますからね。
ぼくが辞めた会社も非食品の売場を減らして、食品に重点を置く方針でした。
実際に新店は食品スーパーのみですし、既存店では改装後、非食品の売場面積を減らす、もしくは無くしているそうです。
非食品で働く友達は「未来が見えない」と言っていました(^_^;)

ここまで書くとスーパーの仕事はヤバいとしか思いませんが、実際にはいいところもたくさんあります。
下の記事にメリット・デメリットをまとめていますので、ぜひ読んでみてください。

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