佛隆寺(仏隆寺)は奈良県宇陀市にあるお寺です。
奈良県内の彼岸花の名所として知られており、秋には参道にある石段の両脇が真っ赤に染まります。
この記事では、佛隆寺の彼岸花について紹介します。彼岸花の見頃時期や佛隆寺へのアクセス・駐車場などを紹介するので、ぜひご覧ください。
佛隆寺(仏隆寺)の基本情報
「佛隆寺(仏隆寺)」は奈良県宇陀市のお寺。850年に空海の高弟である堅恵(けんね)に創建されたと言われています。空海が唐から持ち帰った茶の種子を植えたとされた、日本茶発祥の地として有名です。
境内には樹齢推定900年の「佛隆寺の千年桜」もあり、県の天然記念物に指定されています。春の開花時期には多くの花見客でにぎわいます。
住所 | 奈良県宇陀市榛原赤埴1684(地図) |
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料金 | 200円(入山する場合) ※石段周辺の彼岸花は入山しなくても見られます |
時間 | 9時~16時30分(※拝観時間) |
休日 | ー |
公式サイト | ー |
佛隆寺(仏隆寺)の彼岸花|9月下旬ごろが見頃
- 例年見頃:9月下旬ごろ
- 開花情報:Twitter検索(彼岸花 佛隆寺)
佛隆寺の彼岸花はお寺の入口へと続く石段周りに群生しています。
例年の見頃時期は9月下旬ごろです。
満開時には石段周りが彼岸花で覆われ、駐車場からも斜面が多くの彼岸花で赤く染まる様子が確認できます。
はじめて訪れたときは、駐車場から見える彼岸花の群生にめちゃめちゃテンションが上りました!
彼岸花の開花情報を発信している媒体がないため、X(旧Twitter)などのSNSで開花状況を確認するのがおすすめです。
SNSで検索してみると、地元の方が現在の彼岸花の様子を発信していることがあるので、参考になります。
かつて佛隆寺(仏隆寺)の彼岸花は獣害で数が激減
もともと佛隆寺は彼岸花の群生地として有名でしたが、数年前に獣の食害で花の数がかなり減っていました。
そういった状況を受け、2016年より地元の方やボランティアの方が中心となり「佛隆寺彼岸花再生プロジェクト」に取り組み、現在では赤い絨毯が復活しています。
現在は鹿などが入らないように、人が少ない時間は扉を閉めるようにしているようです
また、佛隆寺では彼岸花の維持管理のためにご芳志を募っていました。
佛隆寺の彼岸花は入山しなくても見られるため、お金を払わず見ることができます。
しかし、維持管理にはお金が必要です。強制ではありませんが、今後も佛隆寺の見事な彼岸花の群生を見られるよう、協力できる範囲でご芳志してみてはいかがでしょうか。
佛隆寺(仏隆寺)の彼岸花を撮影するなら早朝
現地でお話したカメラマンさんによると、撮影するなら早朝がおすすめだそうです。
ぼくは早起きが苦手ということもあり、夕方頃に訪れましたが、太陽の光が石段の下側にしか当たっておらず、全体的に影がかかっていました。
中段あたりから上側には、あまり光が当たっていなかったので、こだわりのあるカメラマンには物足りないかもしれません。
佛隆寺の彼岸花の魅力を堪能したい方は、ぜひ早朝から訪れてみてください!
佛隆寺(仏隆寺)へのアクセス・駐車場情報
公共交通機関 | 近鉄榛原駅より奈良交通バス「曽爾」「神末」「上内牧」行きに乗車 ー「高井」下車後、徒歩約30分 |
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駐車場 | 20台・無料 |
地図
公共交通機関
最寄り駅は近鉄「榛原駅」です。
榛原駅からは奈良交通バスの「曽爾」「神末」「上内牧」行きバスに乗車。「高井」バス停で下車後、徒歩約30分で佛隆寺に到着します。
公共交通機関のアクセスはかなり不便で、最寄りの近鉄榛原駅からのバスは1日3~5本しかありません。
可能なら車でアクセスするか、タクシーを利用するのが無難です。バスを利用するなら、時間をご確認のうえ、バスを逃さないようにしてください。
駐車場情報
駐車場は佛隆寺のすぐ前にあります。
無料で駐車可能です。収容台数は20台程度となっていましたが、それほど停められない印象です。
彼岸花の最盛期には満車になりやすいため、時間帯によっては待ちが発生してしまいます。
まとめ|佛隆寺(仏隆寺)の彼岸花はいいぞ
佛隆寺(仏隆寺)の彼岸花について紹介しました。
佛隆寺は奈良県宇陀市にある彼岸花の名所。参道へと続く石段の両脇に彼岸花が咲き誇る姿は圧巻です。
おすすめの時間帯は早朝で、満開時には多くのカメラマンが撮影に訪れています。
まだ訪れたことない方は、ぜひ一度は鑑賞や撮影に行ってみてください。