渡月橋は京都市を流れる大堰川(おおいがわ)に架かる長さ155m、幅11mの木製の橋で、嵐山のシンボルとして知られています。
春の桜や秋の紅葉、冬に行われるライトアップなど、周囲の山々との調和が美しい、観光名所として人気の高い橋です。
嵐山の基本情報と歴史
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨中之島町(地図)
- TEL:ー
- 時間:24時間自由
- 休み:無休
- 料金:無料
- 公式サイト:ー
橋は836年頃に僧である道昌が架橋したのが始まりと言われ、鎌倉時代頃から渡月橋と呼ばれるようになりました。
1934年に鉄筋コンクリート造りの土台へと作り直されましたが、橋の上の欄干部分はヒノキ製となっており、嵐山の景観に溶け込むようにデザインされています。
ゆったりと流れる大堰川に、質実剛健な風情を醸す渡月橋が架かる姿は、なんとも堂々とています。ボート遊びや屋形船で遊覧なども行われ、多くの人が訪れる観光スポットです。
四季折々の渡月橋の見どころ
渡月橋は春夏秋冬、それぞれ表情を変え、嵐山の自然との調和を季節ごとに楽しめるのも魅力の1つです。
春の桜|3月下旬~4月上旬が見頃
春には山桜や嵐山公園など、周囲の満開の桜が嵐山と渡月橋を華やかに彩ります。桜は3月上旬~4月下旬あたりが見頃です。
秋の紅葉|11月中旬~12月上旬が見頃
秋には艶めく紅葉と渡月橋との競演を多くの人が楽んでいます。紅葉は11月中旬から12月上旬頃が見頃。色づく山を背景に渡月橋を撮影するアングルが人気です。
冬はライトアップイベント「嵐山花灯路」と雪景色
また例年12月にはライトアップイベント「嵐山花灯路」が開催され、より一層幻想的な景色が楽しめます。
嵐山花灯路は嵐山全体をライトアップするイベントで、夕方から夜にかけて京都嵯峨・嵐山地域がライトアップされます。イベント期間中は散策路や寺院・神社、竹林の小径などもライトアップされるので、夕方頃から巡っていくのがおすすめです。
「嵐山花灯路」は、2021年で終了となりました。
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また冬に雪が積もれば雪化粧された嵐山と渡月橋の姿も見ることができます。真っ白に染まった嵐山と渡月橋は水墨画の世界に入り込んだような荘厳な美しさがあります。
ですが真っ白に染まることはあまり多くはありません。見るチャンスがあれば、逃さず行くのがおすすめです。
嵐山通船|屋形船で楽しむのもあり
大堰川では船頭さんが操船する屋形船やレンタルボートで川の遊覧を楽しんでいる人たちが数多くいます。
船頭さんが竹竿で屋形船を操りながら1km上流まで遡り、さらに戻ってくる30分の遊覧や、船内でお弁当などの食事を楽しめる食事付き遊覧、3人乗りのレンタルボートを借りてゆらゆら揺れる川遊びなど、風情たっぷりに楽しめます。
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乗船場は渡月橋の両たもとのそれぞれ西側です。遊覧船(30分)や鵜飼見学船、レンタルボートは予約不要なので、直接船着き場に行ってOK。
ただし遊覧船(1時間)や食事付き遊覧船などは予約が必要です。詳しくは公式サイトをご確認ください。
- 住所
◯北乗り場:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町(地図)
◯南乗り場:京都市西京区嵐山中尾下町(地図) - TEL:075-861-0302(9時~16時)
- 定休日:3月第2火曜日、12月第3火曜日、12月31日、1月1日
※ただし大雨・増水・強風の場合は欠航 - 料金
◯屋形船の遊覧船(30分):1~2人 3,700円(合計)、以降大人1人1,200円・小人600円・幼児無料
◯1時間以内/1艘1,500円(3人乗り)
※その他公式サイトをご確認ください。 - 公式サイト:https://arashiyama-yakatabune.com/
渡月橋へのアクセス・駐車場情報
嵐山には3つの最寄り駅があり、それぞれ駅から渡月橋までは以下の時間で歩いて到着できます。
- 京福電車(嵐電)「嵐山駅」から徒歩約2分
- 阪急「嵐山駅」から徒歩8分
- JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩11分
嵐電「嵐山駅」が最も近いですが、どの駅も徒歩圏内です。出発地からアクセスしやすい駅を利用するといいでしょう。
京都駅からならJR、河原町あたりからなら阪急、四条大宮あたりなら嵐電になると思いますが、時間帯で変わる恐れがあるのでアプリなどでご確認ください。
渡月橋付近の駐車場|嵐山観光駐車場
渡月橋付近では「嵐山観光駐車場」を利用するのがおすすめです。駐車場から渡月橋までは徒歩スグの場所と、嵐山の中心地にあるので嵐山観光が便利になります。
- 住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町31番地の1
- 通常料金:普通車 1,040円/1回
- 台数:105台
- 入出庫時間:8時~17時
※イベントなどで延長する場合あり - 地図:
入出庫は17時となっていますが、嵐山花灯路などイベント時には21時まで営業することもあります。
まとめ|渡月橋はいいぞ
以上、渡月橋についてご紹介しました。
渡月橋は桜や紅葉、ライトアップなど、1年を通して絶景を見せてくれる嵐山のシンボルです。一度だけでなく、何度も訪れて、四季折々で見せてくれる表情の変化を楽しんでください。
そんな感じで終わりです!
読んでいただき、
ありがとうございました(*’ω’*)