一時「ラピュタのようだ」と話題になった島で、今でもアニメファンや廃墟好きだけでなく、多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。
遺跡をめぐるハイキングコースやキャンプ場もあるので、アウトドア好きにもおすすめのスポットです。
友ヶ島の基本情報
「友ヶ島」は沖ノ島、地ノ島、神島、虎島の4つの島からなる紀淡海峡に浮かぶ無人島群の総称です。それらの中でも「沖ノ島」は明治時代から第ん次世界大戦時まで、旧日本軍の軍事要塞となっていました。
沖ノ島には今でも軍事要塞時代の砲台跡や弾薬庫跡などの多くの遺跡が残っており、独特の雰囲気を醸し出しています。
友ヶ島は戦後に島全体が瀬戸内国立公園に指定されてからは観光開発が行われ、加太港から定期船運が運行しています。今ではキャンプ場やバンガロー村としてアウトドア好きにもオススメのスポットです。
友ヶ島の見どころ|ラピュタっぽいのは第3砲台跡
沖ノ島の島内散策コースは名所が多くある西側の「名所探訪コース」と東側の「自然散策コース」の2コースがあります。
沖ノ島には5つの砲台跡や弾薬庫跡などが点在します。中でも保存状態がよく、当時のままの姿が残っているのが「第3砲台跡」で、見逃せない見どころです。
上の写真は第3砲台跡にある弾薬支庫です。木々に覆われ、苔むした赤レンガの建物がなんとも神秘的な雰囲気を醸し出しています。
弾薬支庫から先に進むと、砲座跡にたどり着きます。
直径3.5mの砲座が2門あり、ここには島内最大だった砲台が設置されていたそうです。
第3砲台跡にはこの砲座跡の他に3ヶ所、計4ヶ所の砲座跡があり、それらが地下の連絡通路で繋がれています。
また次の第2砲台跡までにはさまざまな施設跡があり、散策にも撮影スポットにも事欠きません。気をつけないと時間は足りなくなります。
上の写真が「第2砲台跡」です。第2砲台跡は海に面した高台にあり、山中にあった第3砲台跡とはまた違った雰囲気。青い空とのコントラストで少し爽やかな印象を受けます。
島内では5つの砲台跡の他にも「探照灯跡」や「旧海軍聴音所跡」などさまざまな旧日本軍の施設跡を散策できます。
倒壊のおそれがあって中には入れない場所もありますが、中まで見て回れる場所もあるので、存分に楽しめるでしょう。
また島内には2ヶ所のキャンプ場があり、夏にはテントを張って宿泊する人もいます。
友ヶ島へのアクセス|加太港から友ヶ島汽船で
- 友ヶ島汽船加太港発:9時~16時の1日4便
※GW・夏休みは1日6便 - 休み:水曜日(祝日の場合は運行)
※12~2月は土日祝のみ運行(12/29~1/3除く) - 料金:大人往復2,200円、こども往復1,100円
- アクセス(友ヶ島汽船まで):南海「加太駅」より徒歩約15分
- 加太港駐車場:100台・700円/1日
友ヶ島へは加太港から友ヶ島汽船の定期便に乗っていきます。
通常は9時~16時の1日4便、GW・夏休みの繁忙期は1日6便の運行です。
フェリーの定員は100名程度で、混雑する時期には次の便に回ることもあるとのこと。
時刻表や運行状況などは変更される場合があるので、必ず公式サイトで確認してください。
加太港への最寄り駅は南海加太線「加太駅」
車がない場合は、南海加太線「加太駅」から加太港まで徒歩です。
徒歩で15分程度で到着できます。
加太駅までは南海本線「和歌山市駅」で乗り換えて行きます。
駐車場は友ヶ島汽船駐車場が便利
駐車場は加太港周辺に点在していますが、友ヶ島汽船の乗り場近くに駐車場があるので、そこを使うと便利です。
駐車料金は700円/1日となります。GW・夏休みは混雑するそうなので、早めに行くのがおすすめです。
加太港周辺で駐車できない場合は少し離れた海水浴場の駐車場に停めることになるかと思います。
友ヶ島に行く際の注意点
トイレは加太港到着前に済ませておこう
友ヶ島の島内には何ヶ所かトイレがありますが、全くキレイじゃありません。観光地と言っても無人島ですので、仕方ないかもしれませんが、抵抗がある人はおいかと思います。
ですので友ヶ島に行く際には、加太港到着前に一度トイレを済ませておくのがおすすめです。
一応島内のトイレの位置も確認しておきましょう。
お弁当や飲み物は持参するのがおすすめ
友ヶ島には「友ヶ荘」という食事ができるお宿がありますが、営業していない期間もあるようです。(12~3月?)
営業していないと加太港に戻るまでご飯が食べられないので、お弁当を用意するのがおすすめです。
また島内にある自動販売機も離島価格で高かったり、動いていなかったりするようなので、飲み物も用意しておきましょう。
時間に気をつけないと「帰れなくなった」という人が…
友ヶ島で散策していると、「あれ、船着き場はどこだっけ?」となってしまう方がいるようです。
船は「野奈浦桟橋」から出るので覚えておきましょう。
ただしGoogleマップには一部表示されていない通路があるとのことなので、島内にある看板に従って行くのが確実です。
まとめ|友ヶ島で非日常の世界へ飛び込もう!
以上、和歌山の絶景スポット「友ヶ島」をご紹介しました。
旧日本軍の軍事要塞時代の砲台跡や弾薬庫跡などの多くの遺跡と自然が織りなす神秘的な雰囲気はまさに日常では目にすることができない世界です。
ハイキングやリフレッシュにも最適な場所ですので、ぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか。
そんな感じで終わりです!
読んでいただき、
ありがとうございました(*’ω’*)