城南宮は京都市伏見区にある神社で、京都5社の一つです。平安遷都の際に都の南に国を守護する神社として創建されて以来、方除・厄除の神と仰がれています。
城南宮では2月下旬から梅が見頃。紅白のしだれ梅だけでなく、しだれ梅と真っ赤な落ち椿が競演した美しい光景が人気です。本数などや広さなど、規模が大きいとは言えませんが、見頃には桜にも負けないしだれ梅の美しさを楽しむことができます。
この記事では城南宮の梅やアクセスについて紹介していきます。
見頃はいつ?城南宮の梅情報
城南宮の梅の見頃は例年2月下旬~3月上旬頃で、満開になるのはだいたい3月上旬ごろが多いです。
引用元:城南宮
混雑するのはもちろん土日祝。可能であれば平日に行くのがおすすめです。
リアルタイムの開花情報は公式サイトの花だよりにて配信されているので、そちらを確認してから訪れると、見頃にあわせて訪れられます。
神苑 源氏物語花の庭
城南宮のしだれ梅があるのは「神苑 源氏物語花の庭」。
神苑内にある約150本のしだれ梅が城南宮の最大の見所です。
引用元:城南宮
しだれ梅は上の図の左上にある「春の山」というエリアに植わっています。春の山の周りに通路が通っていて、春の山を中心に回る一方通行の順路です。山といっても、小高い丘くらいになります。
同時期には椿も見頃。神苑入り口から春の山、平安の庭にかけて300本の椿が開花し、12月から3月末にかけて32種の様々な椿が楽しめます。
春の山の後半で見られる「しだれ梅と苔の上に落ちた落ち椿の共演」は神苑の最大の見所です。
春の山を過ぎると、平安の庭。参道を挟んで城南離宮の庭、桃山の庭、室町の庭と続きます。しだれ梅は春の山のみですが、椿や紅梅・白梅などが楽しめます。
桃山の庭と室町の庭に建つお茶席では、抹茶とお菓子も頂けます。(後述)
しだれ梅と椿まつり
「しだれ梅と椿まつり」では神苑にてしだれ梅と椿を楽しめる他、神楽殿での「梅が枝神楽」や参道での植木市や椿餅の販売が行われます。
- 期間:例年2月中旬~3月下旬
- 神苑拝観時間:9時~16時30分
- 神苑拝観料:高校生以上600円、小中学生400円
梅が枝神楽
「神楽殿 表舞台」にて、梅の花を冠にさした巫女さんが、梅の枝を手に持ち神楽を舞います。
また「梅の花守り」の特別授与も行っています。
初穂料1,000円を納めると、美容健康と招福を祈願した花守りを受ける方を一人一人、巫女さんが神楽鈴でお祓いしてくれます。
観覧のみは無料。神楽も花守りの授与も自由に見ることが可能です。
椿餅の限定販売
引用元:城南宮
城南宮への参道では植木市や名物の「椿餅」の限定販売もされています。
椿餅は平安時代に貴族の邸宅で大規模な蹴鞠の会が催された時に振る舞われました。椿の葉で上下を挟んだ白い道明寺餅の中にあんが入っています。平日でも夕方頃には完売していることが多いので、買いたい方はお早めに!
お抹茶拝服(神苑内:お茶席(楽水軒))
室町の庭と桃山の庭の間に立つお茶席「楽水軒」では、巫女さんがお抹茶とお菓子を出してくれます。
室町の庭を眺めながら、お抹茶と花などを型どったお菓子を楽しみましょう。
神苑拝観料とは別途300円以上の志納が必要になります。
混雑と所要時間
しだれ梅が見頃になると、多くの参拝客が訪れ、大混雑となります。
混雑を避けるなら、午前中早くか受付終了の16時前がおすすめです。
上の写真は平日15時過ぎくらいになりますが、そこそこ混雑していました。もちろん神苑内・春の山あたりの通路もかなりの混雑です。
神苑自体はそれほど広くないので、所要時間は1時間もかかりません。写真を熱心に撮らないなら、30分も見ておけば十分でしょう。ぼくが以前行った時には1時間弱で回りました。
梅情報まとめ
城南宮のライトアップ
しだれ梅の名所としても有名な城南宮で、初のライトアップ一般公開を行います✨
夜空の下に浮かび上がる約150本のしだれ梅…🌸これは見逃せません👀
事前予約制ですのでお早めに🏃🏻♀️ライトアップ中は、可愛いランタンの貸し出しも☺️詳細はリプライより〜💁🏻♀️局員
※試験点灯にて撮影#そうだ京都行こう pic.twitter.com/fOhNNPnB9g— そうだ 京都、行こう。事務局【JR東海公式】 (@souda_kyouto) February 21, 2023
2023年は城南宮で初のライトアップ一般公開が実施されます。
期間は以下の通りです。
2023年3月1日(水)~3月5日(日)18時30分~20時30分(最終受付20時)
事前予約制となっていますので、行ってみたい方は早めに予約するのがおすすめです。予約は以下のページにて行なえます。
>■ずらし旅■【特別拝観】城南宮神苑 夜間貸切拝観|JR東海
城南宮へのアクセス・駐車場情報
電車
城南宮の最寄り駅は京都市営地下鉄・近鉄「竹田駅」です。
「京都駅」から地下鉄でスッと行けますし、京阪を使う方は「丹波駅」で近鉄に乗り換えになります。
竹田駅からは徒歩、市バス、タクシーの3通り。
- 徒歩なら約15分
- 市バスなら「城南宮東口」まで5分。下車後徒歩約3分
- タクシーなら3分程度
で到着します。バスは1時間に3本程度なので、歩くのがキツい人はバス。お金に余裕がある方はタクシーでいいかと思います。
京都駅八条口からバス
京都駅八条口よりバスも出ています。
らくなんエクスプレス(R’EX)だと約15分で到着。平日は「油小路城南宮」、土日祝は「城南宮前」にて下車後スグです。乗り場は京都駅八条口E①乗り場発となります。
市バスだと約22分で到着。「城南宮」下車後スグです。乗り場は京都駅八条口H⑦乗り場となります。
京都駅から行くならバスを利用するほうが一気に行けるので楽ですよ(・∀・)
車・駐車場情報
車で高速道路を利用する場合、最寄りのICは以下の2ヶ所です。
- 名神高速道路「京都南IC」
- 阪神高速8号京都線「城南南ランプ」
それぞれ約3分~5分で城南宮まで到着できます。
駐車場は200台駐車可能。駐車料金は無料です。※通常は160台ですが、正月や催し期間中は200台に増設。
引用元:城南宮
上の境内図の左下と右下が駐車場です。
しだれ梅が見頃時期の土日祝は混雑します。お昼ごろには満車になり、待ち渋滞が発生するので、スムーズに見るなら午前中か夕方がおすすめです。
城南宮への旅行記
まとめ|城南宮のしだれ梅はいいぞ
以上、城南宮のしだれ梅について紹介してきました。
個人的に「城南宮 神苑のしだれ梅」は、梅の名所の中でも最初に感銘を受けた場所です。
梅はあまり自分から名所に行くことをしていなかったのですが、場所によってはこんなに素晴らしい景観を見せてくれるのか、と価値観が動かされました。
まだ行ったことが無い方は、ホントにおすすめなので、ぜひ一度行ってみてください(・∀・)
その他、関西でおすすめの梅の名所を以下の記事でまとめていますので、合わせて読んでいただけると嬉しいです(*^^*)
そんな感じで終わりです!
読んでいただき、
ありがとうございました(*’ω’*)