本記事は奈良県の彼岸花群生地「九品寺」についての記事です。
奈良県御所市の葛城古道にある「九品寺(くほんじ)」は奈良時代の僧・行基によって開かれたお寺。
九品寺周辺は彼岸花が咲き誇る名所で、見頃には多くの見物客が訪れます。
この記事では
- 九品寺周辺の彼岸花情報(見頃や開花情報など)
- 九品寺へのアクセス
- 九品寺周辺での撮影マナーについて
などを紹介していきます。
御所市によると2023年は彼岸花を刈り取るなどして、見れなくするそうです。
見に来る方のマナー違反や近隣住民とのトラブルが原因とのことです。
九品寺の基本情報
九品寺は奈良県御所市、葛城連山の麓にある「葛城古道」の道中にあるお寺。正確な創建年は不明ですが、奈良時代の僧「行基」が開いたと伝えられています。
ご本尊は国の重要文化財に指定されている「木造阿弥陀如来像」。境内の奥にものすごい数の石仏が集まった「千体石仏」も有名です。
住所 | 奈良県御所市大字楢原1188(地図) |
---|---|
TEL | なし |
時間 | 24時間自由 |
休日 | なし |
料金 | 無料 |
公式サイト | なし |
九品寺の彼岸花|見頃は9月下旬頃
- 見頃情報:9月下旬ごろ
- 開花情報:Twitter検索(彼岸花 九品寺)
彼岸花は、九品寺境内には咲いておらず、九品寺境内の北東側の空き地や野原、田畑の畦に咲いています。
特に北東側の空き地に彼岸花が固まっており、満開時は真っ赤な雲海のような景観を見せてくれます。
見頃は9月下旬ごろ。例年9月20日~末あたりで見頃になることが多いです。
人気がある時間帯は早朝で、山の向こう側から太陽が上がる時間帯には多くのカメラマンが訪れます。
満開の彼岸花とオレンジ色の朝焼けの組み合わせはまさに絶景です!
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ただし満開時の早朝は場所取りが大変。日の出と彼岸花の組み合わせを撮影しようと、多くのカメラマンが訪れます。
前日夜の早い時間から場所取りしているようで、「せっかく来たのに場所がない…」というケースも多いです。日の出を狙うなら、覚悟して行ってください。
また、2022年から警察の指導により、夜間は九品寺の駐車場を閉鎖しています。
早朝以外では、昼以降がおすすめ。順光になるため、彼岸花や空の色が出やすく、赤と青のコントラストが綺麗な写真を撮影できます。
午前中は、逆光になるため、空が白っぽくなってしまいますが、彼岸花をキラキラした感じで撮影可能です。好みで選ぶといいでしょう。
ちなみに開花情報を出してる媒体はありません。Twitterなどで各自検索して、リアルタイムな情報を得てから行くのがおすすめです。
また、近鉄御所駅の隣にある観光案内所でも、彼岸花の開花状況を聞くことができます。
九品寺周辺で咲いていますが、九品寺で管理していないため開花情報の問い合わせには対応していません。
近年無用な問い合わせが増え、お寺のお仕事に支障が出ているとのことです。
九品寺に彼岸花の問い合わせはしないようにしてください。
九品寺周辺での彼岸花撮影マナー悪化が問題化
九品寺周辺の彼岸花では撮影マナーの悪化に伴うトラブルの増加が問題になっており、地域住民から「もう無くそう」という声も出ているようです。
九品寺周辺の彼岸花は地域の方々が手をかけて育成されており、素晴らしい景観が守られています。
ですがSNSなどで人気が出て以降、多くの人が訪れるようになったこともあり、
- 花の踏み荒らし
- 九品寺への無用な問い合わせ
- 駐車場トラブル
などなどの問題が増加。
踏み荒らしの結果、現在の彼岸花の規模はかつての半分程度になってしまい、地域の方々の思いを踏みにじる結果になっています。
以下の記事に詳しく書かれていましたので、九品寺周辺の彼岸花を見に行くつもりがある方はぜひ読んでみてください。
九品寺周辺の彼岸花スポットへのアクセス
- アクセス:
⇒JR御所駅または近鉄御所駅から徒歩約40分
⇒近鉄御所駅からコミュニティバス「西コース内回り循環」に乗車。「楢原」バス停にて下車後、徒歩約5分
⇒近鉄御所駅から奈良交通バス「葛城ロープウェイ前行」に乗車。「櫛羅」バス停にて下車後、徒歩約19分 - 駐車場:約20台・無料(夜間は閉鎖)
- 地図:
公共交通機関|最寄り駅はJR・近鉄御所駅
公共交通機関で行く場合、電車の最寄り駅は「近鉄御所駅」もしくは「JR御所駅」になります。
2つの駅は徒歩でスグの場所にあるため、アクセスしやすい方を利用してください。
九品寺へは駅から徒歩で40分ほどかかります。
遠いと感じる方は御所駅の近くでレンタサイクルの利用も検討してみてください。「御菓子司 あけぼ乃」さんで貸し出ししています。
貸し出しはシティサイクル(1日700円)と電動アシスト自転車(1日1,200円)2種類ですが、起伏が多いので電動アシスト自転車がおすすめです。
近鉄御所駅からバスも出ていますので、紹介します。
近鉄御所駅から御所市コミュニティバス「西コース内回り循環」に乗車し「楢原」バス停にて下車。下車後、徒歩約5分で九品寺周辺に到着します。
近鉄御所駅から楢原までは約19分、運賃100円です。
もしくは、近鉄御所駅から奈良交通バス「葛城ロープウェイ前行」に乗車し、「櫛羅」バス停にて下車。バス停から、徒歩約20分で九品寺周辺に到着します。
近鉄御所駅から櫛羅までは約10分、運賃200円です。
大幅に歩く時間を減らせるので、なるべく楽して安く行きたい人にはバスがおすすめです。
1時間に1本程度と本数は少ないのが難点なので、バスを利用する場合は時刻表を事前にご確認ください。
サクッと到着したい人には、タクシーの利用がおすすめです。
近鉄御所駅から九品寺周辺までタクシーを利用すると
- 所要時間:約6分
- 料金目安:1,000円
となります。(ナビタイム調べ)
車・駐車場
車で行く場合、主要都市から九品寺までは
- 大阪市から49分(有料区間あり)~55分
- 奈良市から37分~59分
- 京都市から1時間24分(有料区間あり)~1時間45分
という感じです。
駐車場は九品寺の無料駐車場が利用できます。
駐車料金は無料で、駐車可能な台数は20台程度です。
彼岸花の見頃時期は、多くの車で混雑するため、駐車場を利用するとしても、早めに済ませましょう。
九品寺へ参拝したい方の迷惑にもなってしまいます。
なお、2022年から、夜間は駐車場を閉鎖するそうです。
理由は警察の指導とのことなので、日の出を狙いたい方は、御所駅周辺のコインパーキングを利用するなど、地域の方に迷惑がかかることはしないようにしましょう。
⇒近鉄御所駅周辺の駐車場|NAVITIME
九品寺の彼岸花の写真|2019年10月1日撮影
まとめ|九品寺周辺の彼岸花はいいぞ
以上、九品寺周辺の彼岸花を紹介しました。
九品寺周辺の彼岸花の群生はまるで燃える赤い雲のようで、とても見事ですよね。
マナー悪化について触れましたが、地元住民の方々が大事に育ててくださっているスポットですので、マナーはきちんと守りましょう。
同じ葛城古道内に「一言主神社」という彼岸花の名所がもう一つありますので、見頃が重なればそちらとセットで行くのもおすすめです。
その他、関西の彼岸花の名所を下の記事でまとめていますので、こちらも読んでみてください。
そんな感じで終わりです!
秋の旅行やお出かけの参考になれば嬉しいです(*^^*)
読んでいただき、
ありがとうございました(*’ω’*)